Kengo Kuma Foundation Final Report Meeting for 2022

- 江﨑 有咲 日本女子大学大学院
- 川端 歩実 京都工芸繊維大学大学院
- 張 啓帆 東京大学大学院
- 中野 紗希 立命館大学大学院
- 古園 さわ 東京大学大学院
- 宮西 夏里武 信州大学大学院
- 山下 耕生 早稲田大学大学院
- 吉田 真緒 横浜国立大学大学院
- 渡辺 顕人 慶應義塾大学大学院
2023年3月5日(日)第1期奨学生による最終成果報告会を開催しました。
2022年度はコロナの影響で公開型のオンラインで開催した成果報告会でしたが、今回の発表で卒業となる9名による2年間の研究成果を、ポスターセッション形式で開催をすることができました。
発表後の先生方とのディスカッションは、自由な意見交換や先生方から積極的に奨学生へ質問をするなど、奨学生と先生方が近い距離で交流する姿が印象的でした。
選考委員長
平野 利樹 建築家/東京大学特任講師
選考委員
中村 拓志 建築家 / 明治大学 理工学部 特別招聘教授
原田 真宏 建築家 / 芝浦工業大学教授
評議員
隈 太一 隈研吾建築都市設計事務所 取締役
最終成果報告会の総評では、研究の手法に埋没し、良き理想をもっていることの大切さ、研究と実践、プラクティスに結び付けている発表への評価や、建築を切り開く未来を感じる発表であったと、先生方一人一人から奨学生へ感想が伝えられ、最終的に決定した受賞者は下記2名でした。おめでとうございます。
「金クマ賞」 渡辺 顕人さん 慶應義塾大学大学院
「銀クマ賞」 古園 さわさん 東京大学大学院
最後に隈から、「全体的に非常にレベルが高く、隈研吾建築奨学財団で選ばれただけあり、とても優秀なみなさんがさらに2年間でがんばってきてくれたと思う。休学をしている奨学生が来年どんな発表をしてくれるのかとても楽しみにしています。」というメッセージが伝えられました。
就職される奨学生、企業した奨学生、博士課程へ進む奨学生、それぞれの道へ進む皆様のご活躍を心より応援しています。
<奨学生成果報告内容>
共話する建築
京都市上京区の路地におけるあふれ出しの実態とその要因に関する研究 -3D点群データによる分析-
即物的なアプローチを目指して -非破壊検査モデルの構築とセルフビルドの一連の実作を通して-
魅力ある集落の空間分析と環境適応性に対する評価と考察
保存修復における創造性の再考 -建築家・都市計画家ルドルフ・シュヴァルツによる「解釈的記念物保護」-
令和元年東日本台風被災後の自主的な 住居修繕 -自主修繕プロセスの共有による長野市長沼地区地域拠点再生計画-
南都食堂の研究 規律/僧団/儀式にみる食堂空間の特質
見える形と見えない秩序
自律飛行するドローンを利用して空中架構物を建築するシステムの研究




